生存戦略
こんにちは、SNAC2012 2回目の @kanoji_BOTCH です。前回は孤独との戦いについて語りましたが、今回はいかにこの時代を研究者的なポジションで生き残っていくかについて、まだM2のひよっこの私が感じたことを書いていきたいと思います。よってここに書いてあることは正しいかどうかはわかりませんが、D進をキメたM2がどのようなことを考えているかを知るのも面白いのではないでしょうか。そしてM1のみなさんはD進しましょう!!
生存の条件
まず研究者として生きている方々がどのような人なのかをちょっと考えてみようと思います。
1. 頭がいい
やはりみなさま頭が良い。何か聞けばとりあえずなにかしらの答えは返ってくるし、こちらが発表した時には鋭い質問をいれてきたりする。進学を諦めた理由として、先生との差があまりに大きいから、というのを聞くほどなので、よっぽどなのだろう*1。
2. 話がわかりやすい
これは必要条件ではないが、十分条件な気がする。弊学科で超すごいと思う某先生はものすごくわかりやすく授業をしてくださるし、学会に参加してわかりやすい話をしている方々はだいたいすごい研究をしているイメージがある*2。
3. 夢を語れる
これは上の「話がわかりやすい」と近いような気がするが、またちょっと毛色が違うので独立させた。上の「話がわかりやすい」というのは暗黙に「テクニカルな話をわかりやすく話す」ということを仮定していたが、ここでは違う種類の話を考える。
研究の話は、大きく分けてテクニカルな話とモチベーションの話になると思う。前者は式が云々かんぬんという話で、後者は研究の重要性とか研究の先に広がる世界とかの話で、ここでは後者の話を「夢」といっている。もちろん偉い人になると予算を取ったりしなければならないことがあって、そこで夢を語ってお金を頂いたりするのだが、やはりそこにも話の上手い人下手な人がいるように感じる。良い例を挙げると、某企業のエライ人が講演されたときに自身の関わっている研究の夢について語っていたのだが、説得力がものすごいあって、その研究をやりたくなってしまったくらいである。
こう考えるとこの項目は生存戦略に成功した後の話なのかもしれないが、とりあえず載せておく。
4. いい人
最後に皆さん良い人(または良い人を装えるほど大人)である。
生存の確率を少しでも高めるためには
では生存の確率を高めるためにはわれわれはどうすればよいのだろうか、ということを考察する。基本的には上であげた特徴を満たせば生き残れるのではないか、という仮定に基づいて話を進める。これはあまり無茶な仮定ではなく、上の特徴を満たす人を想像すれば、なんか生きていける気がしてきませんか!?!?
1. 頭を良くするには
勉強するしかないようですね...。そうはいっても中々勉強って進まないものなので、ちゃんと一日のノルマを定めるとか、勉強会を開く(または参加する)とかやって自分を追い込む必要がありそうです。ただ書き物の仕事やプログラミングの仕事が溜まってくると中々勉強に手がつかなくなってしまうので、そこらへんは気をつけたいところですね*3。
2. 話をわかりやすくするには
これも発表をするしかないですね。やはり重要なのは発表の機会を積極的に作っていく事と、毎回の発表の準備をしっかりやるということだと思います。
発表の機会を作るには、(public/privateな)勉強会に参加するのが手っ取り早いと思います。ただしそのためにはコミュ力が必要となるため、前記事でも申し上げたようにコミュ障な私にはハードルが高い。よって私は毎回の発表の準備をしっかりやることにしています*4。
3. 夢を語るには
これもやはり練習するしかないのですが、夢を語る機会ってあまりないと思います。私自身はそういう機会に恵まれた方だと思いますが、それでも2、3回しかやったことがありません*5。
そこで最近は、分野外の人もしくは全くのトーシロの方にどうやって説明しようかということを考えています*6。
これができれば、昔の友だちとの飲み会で一番困る会話「へー、なんの研究やってるの?o(´∀`)oワクワク」という非常に答えづらい質問もスマートに返すことができ、更には合コンなどでも掴みはOKということになるのである!!!*7
4. いい人になるには
誰か教えてください。私の場合は生まれ変わるというソリューションしかないのでは...。
結論
インプット・アウトプットを地道に繰り返しつつ、他の研究者の方々と交流をするしかない?(または来世に期待)