ダブリン滞在37日目

だらだらしていて9時くらいに起きる。朝はドーナツとヨーグルトを食べる。やっぱちょっと脂っこい。この日は博物館をめぐろうと思っていたのだが、日曜日はだいたい14時からしか空いてないらしいので、13時くらいまで作業。コーヒー淹れるといいかんじに捗る。

13時に洗濯機を仕掛け、先週も行ったオープンテラスの店に行く。今日もいい天気。Pulled beef のサンドイッチ的なものを食べる。Pulled ◯◯というのがどんなものかやっとわかってきた。なんか引き裂いてる肉だよね。安定の旨さ&店員さんいい人。ここ、カードでチップ払うとかって選択肢がないからアレだけど、あったらこの店員さんには快く払う。
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で、博物館めぐり。はじめは National Museum of Ireland - Archaeology に行く。無料。募金箱はありますよ。アイルランドの歴史資料館みたいな感じ。下の写真はタラのブローチ。一番有名っぽい。コレに限らず金属細工は精巧なものが多かった。
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この博物館ですごかったのは、詩篇の本と先史時代のミイラ。詩篇の本は、土の中?から見つかったのを丁寧に掘り出して掃除するあたりにホロリときてしまった。本のほんの一部しか残ってないっぽいんだけど。先史時代のミイラは、泥炭から掘り起こされたらしい。これがかなりの昔には元々動いていた人間だったと思うと。全体が残っているのは展示されていなかったのだが、身体の一部分でもかなりリアル。髪の毛もある。赤毛だ。でも気持ちは James Taylor の The Frozen Man みたいな感じ。わざわざ掘り起こしてごめんねと。

ついでに、キリスト教関係の品物も多く展示されていたのだが、宗教の力はやっぱりすごい。本気出すっぽい。パッと見笑っちゃうような造形のものもあるんだけど、でもすごい。

次は National Gallery of Ireland に行く。こっちは美術館。そこそこの絵が見られるっぽい。無料。募金箱ある。良かったのは、モネの Argenteuil Basin with a Single Sailboat、Breton の The Gleaners、Gainsborough の The Cottage Girl などなど。絵を真面目に見るのはなかなかない機会だったが、なかなかよかった。お金があったら絵を買いたくなる気持ちもわかる。

次は National Museum of Ireland - National History へ。ここは動物の剥製がひたすら飾ってあるところ。募金箱制無料。臭い。
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最後は Trinity College のケルズの書と Long room。終り三十分くらいで入ったら半額だった。5ユーロ。ケルズの書までのウンチク部屋はさらりと流し、ケルズの書をちょいじっくり見る。細かい。どこまで意味を込めているのかはわからんが。人が少なかったのでそれなりにじっくり見られたが、それでも物足りない感じ。混んでる時に行ったら大変だろうなぁ...。

で、Long roomは圧倒的。人類の叡智。色々本が開いて展示されていて、どこどこの戦いの戦死者がここから書かれていますとかって解説があったりして。ダブリンの地図が展示されてたりして、昔も今も変わらないなぁと思ったりして。しかももちろん手書き。感動。
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お腹いっぱいな気持ちで帰宅。途中でヨーグルトと朝食用のチョコレートマフィンを買う。マフィンだよ、やっぱ。

夕食はブリトーのお店でなにか買おうと思って店に行ったらちょうど閉まるところだった。急いでKOKOROへ行き、弁当を買う。チキンカツカレー。この写真だとちょっとわからないが、カレーの分量が少ないので食べるのがちょっと大変だった。昨日のワインの残りを飲みつつカレーを食べ、チーズでワインを消費する。優雅だ。
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