孤独からの脱出方法についての考察
就活したことない Advent Calendar 2012 (SNAC2012) http://www.adventar.org/calendars/41*1 の記事を書くとあって、久しぶりに緊張してブログを書いている。
テーマは進学関係ということなのであるが、いかんせんまだ博士課程進学は完全には決定していない私*2がドヤ顔で「博士課程とはこういうことでね!きみたち!進学しちゃいなよ〜?」と、イケてる先輩方*3のようなブログを書くのは非常に申し訳ないので、こんな私でも博士課程に進学を決意できるのだよということを書けたらいいかと思う。
一回目のテーマは、酔った勢いで「孤独からの脱出方法についての考察」としてしまったので、少しそのあたりについて触れていきたい。
博士課程とは孤独である
博士課程とは基本的に孤独との戦いであるように思う。なぜ孤独なのか、ということをこの章で検討したい。
1. 進学者数が少ないから
私の所属している学科では修士課程までは多くの学生が進学するが、博士課程に進学する学生数はがくんと減ります。具体的には、学部修士では1学年30名程度だったのが、博士課程になると5人程度となる。
もちろんその中に仲の良い人がいればその人と仲良く3年間切磋琢磨して頑張れば良いのだが、世の中そんなにうまくいく事もないので、まあ1人くらい話せる人がいればいい方だと思ったほうが良いかもしれない*4。
この意見は社交性の欠片もなく、コミュ障、キモメン、性悪という三重苦を抱えた人間である私の個人的な事情も大きいと考えられるが、多かれ少なかれこのことには苦しむことになるかと思う。
2. サークルの同期も卒業してしまうから
大学のコミュニティは、学科かサークルに分けられると思う。学科の友達が卒業すればサークルの同期も卒業するのである。毎週のように飲みに行っていたサークルの同期も仕事に就くやいなや、「っかー、ごめん!!今日マジ仕事がアレでアレだから平日は飲み会いけんわ!!!」というセリフを吐くようになるだろう。また大学内で、「おつかれー!久しぶりー!飲みに行こーぜー!!!おつかれー!!!」などという偶然出会った時の意味のない会話を楽しむこともできなくなるのである。これはつらい。
ただ私の場合はサークルの同期は3人しかいない上、普段からそんなに集まるわけでもなく、またいわゆるサラリーマンはいないので、この孤独はあまり当てはまらないのかもしれない。
3. インターンなどで住みなれないところに長時間行くことがあるから
博士課程ともなると、研究関係で長期間自宅を離れることが増えるように思う。具体的には、国内海外のインターンや、他の大学にちょっと滞在して研究を行う人をよく見る。そうなると普段住んでいるあたりの友達とも会えないし、家族恋人とも長期間会えないのである!もちろん現地で友達をつくればいいのでは!というつっこみはごもっともであるが、気が合う人がいるかどうかはわからないし、そもそも友達の作り方とかわからんし…。
私の場合は、普段から友達は少ないので海外などに滞在することになっても普段と同じように友達がいないだけなので、あまりこういう心配はないかもしれないし、恋人については議論する余地もない。ただ、実際M1のときに行ったインターンではありがたいことに周りの方々が哀れみの目で見つつも話しかけてきてくださったので、あまり孤独は感じなかったのだが、これはまた特例なのかもしれない。
孤独から脱出するには
上で確認したように、博士課程になると、コミュ力のある人でも同期と会いづらくなるということがあるので、必然的に孤独は感じることになるのである。さらにコミュ障の人ともなると、もう目も当てられない状況になるのである。ではどのようにして孤独から脱出すればいい、また孤独と向き合えるのか、ということを考察する。
提案手法1. 先輩後輩に頼る
同期がダメなら先輩後輩だー、ということで、先輩後輩と仲良くなるのが提案手法1である。ここで先輩後輩とは、研究室の先輩後輩やサークルの先輩後輩を指す。
この手法の利点としては、自然に利用できるということにつきる。つまり、先輩後輩と話すというのは社会生活ではごく自然なことであり、コミュ障にとってもハードルは比較的低いのである。
ただし、欠点としては、先輩後輩関係から抜けるのが難しいという点があげられる。やはり仲良くなってもしょせんは先輩後輩。
ただ私の場合は後輩にきつくあたることも多いため*5、仲良くうぇーい!飲みに行こーぜー!カラオケいこーぜー!ということは少し難しいように感じる*6。
提案手法2.他の大学・会社の知り合いを作る
学会や勉強会に行って、違うコミュニティだが共通点を持つような知り合いを増やす、というのが提案手法2である。
この手法の利点は、研究業界の中で存在を確立することができ、いざというときに誰かが助けてくれるかもしてない、という点と、研究者の苦悩を共有できるという点があげられる。
この手法の欠点は、失敗すると業界での立ち位置を失うということが挙げられる。つまり自分の人間性、コミュ力、研究能力のいずれかに自信がない限りはリスクがすこし大きいのである。
私自身は同じ分野の同年代の方とあまり交流をしていないため、頑張って交流しなければこの手法を適用することができない。
提案手法3.共通の趣味を持つ知り合いを増やす
普段自分が属しているコミュニティから離れて知り合いを見つける、というのがこの手法である。
この手法の利点は、仲良くなりやすいということが挙げれるが、欠点としては、知り合うこと自体が難しいということが挙げられる。
私はなんとか音楽関係のコミュニティに属しているかどうか、という感じなので、この点は頑張って行きたい。
私がいかに孤独と向き合っていくか
それでは私がどのように孤独と向き合うかについて議論をする。
まず私は基本的に人に話しかけるのが苦手なうえ、人から話しかけられるほどの人間的魅力も兼ね備えていないため、基本的には既存の知り合い、既存のコミュニティを活用しようと思う次第である。ただ、そこで甘えていては人間ダメになってしまうし、今後社会でやっていけないと思うので、とりあえず次のような目標を掲げることにする。
1. 研究室の先輩後輩に積極的に関わっていく
2. 学会、勉強会では知り合いの知り合いに積極的に話しかける
3. 人には愛想良く接する
特に愛想よくというのを重視していくことで、話しかけやすさを全面に押し出し、それによって自分から話しかけなくても知り合いが増えることに期待して来年度以降頑張って行きたい。
お願い
既存の知り合いの方々は、僕のことをたまにはかまってあげてください。そして身の回りに博士課程の学生がいるそこのあなた、その人をたまには飲みにでも誘ってあげてください。